レコード鑑賞 Revilot/2062006年02月21日

Rose Batiste / Come Back In A Hurry c/w I Still Wait For You (Revilot/206)

'Come Back In A Hurry' はミッド〜アップ・テンポ、’I Still Wait For You' はミッド・テンポのナンバー(どちらの曲もLeon Ware - Mike Terry作、Leon Ware under supervision of Davis and Taylorプロデュース) 。 両面共、バックは16ビート導入黎明期のようなドラム、ベース、ギターのリズム・セクション主体でホーン、コーラスはかなり控えめ。スカスカなサウンドの印象を受けます。ここまでリズムが前に出て来ると、先入観の無い方にとってはロックに聴こえたりするかもしれません。そして、曲もこの時代(60年代後半)にありがちなストレートなものでなく、やや難解な作り。そんなサウンドを従えている為か、彼女のヴォーカルはかなり頑張ってバックを引っ張っているように聴こえます。この時代のリオン・ウエアが絡んだ曲はどこか一筋縄ではいかない印象を受けますが、このレコードも表裏からそんな彼の試行錯誤している状況を聴くことの出来る1枚と言えるかもしれません。

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