レコード鑑賞 Groovesville/10072006年02月04日

Steve Mancha / Sweet Baby (Don't Ever Be Untrue) c/w Just Keep On Loving Me (Groovesville/1007)

スティーヴ・マンチャのグルーズヴィル・レーベル最後のレコード。 'Sweet Baby ~' (Clyde Wilson - D. Davis作)は、60's中心に聴いている者にはクロス・オーヴァーに聴こえるファンキッシュなミディアム・ビート、そして哀愁のメロディー。この頃のデトロイト産のレコードに、この手のバック・サウンドに出会う事はしばしばありますが、これもその中の1曲。勿論スティーヴ・マンチャの歌もいつも通りのクオリティで、個人にはかなり好み。この曲を紹介したいが為にここ何日かスティーヴ・マンチャのレコード鑑賞していたと言っても過言ではありません。それくらい好き。'Just Keep On Loving Me' (Clyde Wilson 作)はミッド・テンポのダンス・ナンバー。

こうしてスティーヴ・マンチャのレコードを続けて数枚聴いてみて、飽きるどころか彼のレコードのクオリティの高さに改めて気付かされてしまいました。彼のヴォーカルは勿論のことですが、クライド・ウィルソン、メルヴィン・デイヴィス、ドン・デイヴィスらライター陣の曲、そして、個人的にはこの頃が最高と思うデトロイトのバック陣、ミックスなどを手掛けるエンジニア、全てが素晴らしい仕事をされているかと。この後、ホリデイズ名義で出したGroove City盤もいつか手に入れたいものだとつくづく思いました。