健康食 ビーフカリー/エチオピア ― 2006年03月01日
ここ二日間、お腹の調子が悪くなり、しかも発熱してしまいました。月曜日の昼ご飯として食したツナサンドのレタスにやや違和感を感じたので、それが原因と推測するのですが、最近は下痢を引き起こすノロウイルスなるものも流行っているようなので、注意しなければならないと身を持って感じてます。
白飯と実家から貰った梅漬けという夕飯を二日続け、多少食欲が出てきたので、御茶の水のエチオピアでビーフカリー(880円税込)と豆サラダ(税込180円)を食しました。ここのカレーは消化器官によさそうな、クミン、クローブ、ターメリックなど漢方薬にも使われている香辛料を豊富に使っているので調度よいかと。まあそんな事と関係なく月二、三回はここのカレーを食してますが。
とにかく、いつもよりよく噛んで味わい食しました。
レコード鑑賞 Golden World/33 ― 2006年03月02日
Ed WingateのレーベルであるGolden Worldのレコードを聴いてみます。ドン・デイヴィス絡みのレコードもあるので、なんとなく繋がりはあります。私の手持ちは後期のものばかりですが、レヴィロットに負けず少数です。まあ、都内のレコード店でよく見かけるものですね。実際、国内で1000円前後で買ったものばかりです。
Rose Batiste / Sweetheart Darling c/w That's What He Told Me (Golden World/33)
彼女のレヴィロットの204(2月17日参照)より以前の録音になるこのレコード。両面共にガールポップな雰囲気が、歌い回し、メロディーなどから漂っています。ここまで歌い回しが違うと同じ人が歌っているとは思えないほど。
'Sweetheart Darling' (A. Hamilton, B. Hamilton, J. Hanter, R. Morris作、Al Kent & Richard Morrisプロデュース、A Wingateプロダクション) のビートは後のデトロイト・サウンドと同じ強い音を叩き出していますが、この点だけに有り難みを感じるデトロイト・コレクターもいらっしゃるかも。声がベタベタしてるとか言わず、出来の良いガール・ポップとして鑑賞するのが妥当なところかと思います。
'That's What He Told Me' (B. Hamilton, J. Bratton作、Rob Reecoプロデュース&アレンジ) は更にアーリーなリズムのナンバー。
レコード鑑賞 Golden World/36 ― 2006年03月03日
The Holidays / I'll Love You Forever c/w Making Up Time (Golden World/36)
60年代、デトロイトにジミー・ホーランドのいるホリデイズとドン・デイヴィス絡みのホリデイズが、レコードを残していることは、スズキヒロシ氏の「ソウル・シティ・USA」にも書かれていることですが、これはドン・デイヴィス絡みの方の1枚。レヴィロットのも勿論ドン・デイヴィス絡みですが、メンツは異なるようですね。
'I'll Love You Forever' (Don Davis作、A Davis - Jacksonプロダクション) は、全体的に緩やかな印象を受ける、ミッド・テンポのナンバー。ぼやけた、濃霧を思わせる楽器の上モノとコーラスに幻惑されて、締まりのない退屈な音に聴こえてしまうこともあるかもしれません。しかし、そこから見え隠れするドラム&ベースの生み出すデトロイト・ビート、そしてエドウィン・スターと思しきリードの抑制をとりながらも滲み出て来るソウルフルな歌声に耳を傾けると俄然、クオリティーの高いサウンドに聴こえてきます。そして、更にじっくり聴くと、コーラス&上モノ含めて、とても味わい深いものに感じて来ますね。
'Making Up Time' (D, Davis作) は、アップ・テンポのブリリアントなインスト・ダンス・ナンバー。ノーザン・インストものとして有名。こちらはキレのある60'sデトロイト・サウンドを楽しめる内容になってます。
レコード鑑賞 Golden World/44 ― 2006年03月04日
The Debonaires / How's Your New Love Treating You? c/w C.O.D. (Collect On Delivery) (Golden World/44)
このグループのソリッド・ヒット・レーベルの盤(2月13日参照)より、前の録音、66年頃でしょう。
'How's Your New Love Treating You?' (J. Bratton, L. Bunten作、Ed Wingateプロデュース) は、ストリングス、ホーンも華やかなミッド〜アップ・テンポのナンバー。ヴォーカル、曲、アレンジすべてに渡ってソウルというよりガール・ポップ的なサウンドが繰り広げられていますが、リズムを聴けばお里が知れるデトロイト産。ガール・ポップ好きには堪えられない胸キュンなサウンドですが、線は細いながらもヴォーカルのクオリティの高さ、リズム・セクションの強さはソウル・ファンにも訴える魅力を十分を兼ね備えていると思います。
C.O.D. (Collect On Delivery) (A.Hamilton, R. Morris, K. Peterson作、Joe Hanterアレンジ、Kent & Morrisプロデュース) は、矢鱈とタムを回すドラマーが叩き出す3連ビートのミッド・テンポのナンバー。'How Your~' に比べて随分と粘着質な曲に立ち向かう、時に熱っぽくなるリードの歌い回しが面白い、というか好みです。ガール・ポップ的な佇まいの中にそこはなとなく漂うソウルフル な香りを嗅ぎ取れるか否かで、黒人大衆音楽の理解力を問われている、と書くのは大袈裟、、でもないでしょう。
レコード鑑賞 Golden World/47 ― 2006年03月05日
The Holidays / No Greater Love c/w Wath Out Girl (Golden World/47)
これも36番(3月3日参照)同様、ドン・デイヴィス絡みの方のホリデイズの盤。しかし、リードは36番とは異なるようです。こちらのリードは36番より、ここではやや青臭いノドを披露しています。
'No Greater Love' (Don Davis作、プロデュース)は、36番の'I'll Love You Forever' と似た、スロー〜ミッド・テンポのナンバー。似ていると書きましたが、本当によく似ていると思います。ゆったりとしたデトロイトのバックにオーソドックスなコーラス・ワークが冴えるグループものとして聴けます。
'Wath Out Girl' (Davis, Perterson, Barnes作、Davis - Barnes作)は、のっけからタイトルをキメ台詞に連呼する、やや大袈裟な曲調のナンバー。
という訳で、ゴールデン・ワールドも手持ちを全て聴きました。たった4枚ですが、中庸なサウンドの中にソウルフルな黒人音楽の魅力が見え隠れしてるというのが印象です。
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