レコード鑑賞 Loma/20152006年02月18日

土曜日、という訳でもないですが少し寄り道。

Ike & Tina Turner / Somebody Needs You c/w (I'll Do Anything) Just To Be With You (Loma/2015)

レヴィロットのレコード鑑賞中ですが、レコードが201から204に飛びました。手持ちが少ないので、しょうがないのですが「203は持って無いのか?」という声も飛んできそう。そう、持っておりません、203。203と言えばダレル・バンクスの 'Somebody Somewhere Need You' 。素晴らしい内容でこれこそ60’sソウルの王道もの。これを持っていなくて60’sソウルのシングル盤集めているとは、正直恥ずかしくて言えないかも。

そこで手持ちの免罪符レコード(?)の出番。知名度ではダレル・バンクスも霞んでしまう、ソウル、R&B界の、いやそれを飛び越えてポップ・ミュージック界のビッグ・ネーム=アイク&ティナ・ターナーの65年リリースのこのレコード。'Somebody Needs You' (Frank Wilson作、Ikecoプロダクションズ) は、タイトルこそ若干異なりますが、ダレル・バンクスの203と同じ曲。バック・トラックはラリー・アトキンスやタイ・カリムの「ライトゥン・アップ」と同じか同時期に録音されたものを使用。とにかく瑞々しいウエスト・コーストのバックにティナ・ターナーのこれまたノリのよい歌声が加わって、高揚感溢れる素晴らしいサウンドを作り上げています。ダレル・バンクスの方を気に入っていて、こちらを知らないということであれば、是非とも聴いてみて頂きたい。CDなら10年くらい前にリリースされた 'Loma Story' (Warner/2-45711) という2枚組コンピレーションにも収録されています。

因に裏の '(I'll Do Anything) Just To Be With You' はブルース・ナンバー。