レコード鑑賞 Groovesville/10022006年01月31日

Steve Mancha / I Don't Want To Lose You c/w I Need To Be Needed (Groovesville/1002)

スティーヴ・マンチャのレコードを手に入れたので、元々手元にあった彼名義の4枚も聴いてみることにしました。久々に聴くものが殆どですが、正に60年代ソウルを聴くならここから、と言った感のあるレコード達ですね。すべてドン・デイヴィスのGroovesvilleレーベルのものですが、このレーベルで彼は5枚リリースしており、1枚目の1枚が足りません(1001)。

そう言う訳で2枚目の1002番のレコードから。'I Don't Want To Lose You' (Melvin Davis作) はスロー〜ミッド・テンポのナンバーで、リズムはテンポが緩いながらもデトロイト・ビートを刻んでますし、ヴォーカルの魅力も味わえます。このノドの歪み具合はたまらないものがありますね。難を言えばメロディがやや単調で起伏に欠けることでしょうか。因にこのレーベルの次の番号(1003)のレコードはこの曲のライターのメルヴィン・デイヴィス。'I Need To Be Needed' (Clyde Wilson作)は、ミッド・テンポのエレガントなナンバー。ホーンではなく鍵盤とコーラスがフィーチャーされたメロウなバックとしっとりと歌い上げる彼のヴォーカル、共に好印象。途中、リズム・パターンが変わりテンポが早くなる部分がありますが、ここは変化をつけなくてもよかったんではないかと聴く度に感じます。

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