塩化ビニール汚染地帯を往く2008年03月02日

1日土曜日、午前中、会社の研修に行った帰り、新宿の中嶋に寄ってお昼ご飯を食べようと思い、お店に伺うと満席状態だったので空くまで、近くのユニオン ソウル/ブルース館で時間を過ごすことに。7インチのコーナーを覗いていると、後ろから頭をはたかれ振り返ると顔見知りのお方。大東京とは言え、ソウル45の世界は、とても狭い。改めて痛感しました。そんな中、以下の盤を購入。

Melvin Carter / Midnight Brew c/w The Lonnie Mack No Shuck and Jive Road Band From Friendship, Ind / Rock N' Roll Music (AMG/592-16)

Kenny Smith and The Maximum Feeling / Skunkie c/w Everybody Knows I Love You (Dopebrother/7015)

The Moments / Baby I Want You c/w Pray For Me (Waxpoetics/002)

なんか、リイシューばっかりのような。モーメンツは家に帰って調べたら、あのモーメンツの60年代のHOGレーベルでのレア・ノーザンのようです。聴いたことあるのですが、マンシップのオークションにでも出ててサンプル音源を聴いたのかな? 表は凄いダンス・ナンバーですが、裏のスローもスイート・ファン、モーメンツが好きな方なら、絶対押さえておかなければウソな素晴らしい内容。

で、この後、無事、中嶋で鰯の柳川風を食し、伊勢丹の地下食品売り場をぶらぶらし、坂角の海老煎買ったりして、土曜の新宿を過ごしたのでありました。

塩化ビニール汚染地帯を往く2008年03月16日

15日のユニオンお茶の水・ソウル/ブルース館のセールにて

安物ばかり。

The Young Hearts / Little Togetherness c/w The Young Hearts Get Lonely Too (Minit/32084)

‘Little Togetherness' 4枚目。ただし、ミニット盤は他の盤とテイクが違う、というか全く別ものと言っていいかも。ミニット盤(オンLP含む)しか知らないなら、他の盤を聴いてみることをお薦めします。

Jimmy Conwell / Cigarette Ashes c/w Second Hand Happiness (Mirwood/5530)

ミントです。でも、ダブりです。前回は今回以上に安く買ったけど、それでも安い、と思って買ってしまうのは私だけ? 売れここっていたのでゲット。ローン・シャークは買わなくてもこれは買わなくては。「灰皿」はレン・ジュエル制作の素晴らしいインスト・ナンバー。

Major Lance / Come That Way c/w Come On, Have Yourself A Good Time (Columbia/3-10488)

The Smith Brothers / Let Take Care Of Your Heart c/w We Don't Mind (Shield/6102)

レコード鑑賞 Arctic/1352008年03月22日

Arctic/135

遅々として更新が進みませんので、最近買ったレコードとそれに関連するレコードを聴いていきたいと思います。

Harold Melvin & The Bluenotes / What Can A Man Do c/w Go Away (Artctic/135)

PIR時代の彼らのレコードはよく知られるところでありますが、それ以前の60年代後半にリリースされたこのレコードも彼らの実力を堪能出来る表裏です。

'What Can A Man Do' (K. Gamble - L. Huff作)は、ミッド・テンポのナンバー。曲自体は割と平易で、ズンドコなリズム。そして男臭いヴォーカル・ワーク。シンプルかつ味わい深いサウンドです。

'Go Away' (Harold Melvin作)は、スロー・テンポのナンバー。珠玉のグループ・ソウル。ヴォーカル・ワークが素晴らしいのは勿論、曲、アレンジが良い。

表裏共にVirtueスタジオ録音。

レコード鑑賞 Landa/7032008年03月23日

landa/703

Harold Melvin & The Blue Notes / Get Out (And Let Me Cry)c/w You May Not Love Me (Landa/703)

アークティック盤より前にリリースされているランダ盤。60年代中頃の録音。

'Get Out (And Let Me Cry)' (Richard Barrett作、プロデュース)は、ヴァース(語り)から突然本編のダンス・サウンドに移行するのがスリリングな、アップ・テンポのナンバー。適度にラフかつ作り込まれたサウンドが、時代を超えて心地よさを感じさせる。バッキングながら全編前に出るギターが妙に新鮮。

'You May Not Love Me' (Charles Stone作、Richard Barrettプロデュース)は、スロー・バラード、というかドゥー・ワップ・ナンバー。

これもアークティック盤同様、Virtueスタジオ録音。

レコード鑑賞 Philadelphia International/ZS8 35622008年03月29日

Philadelphia International/ZS8 3562

Harold Melvin And The Blue Notes / Bad Luck (Part 1) c/w same (Part 2) (Philadelphia International/ZS8)

前回ランダ盤を引っ張り出して聴いてみましたが、久々に聴いてみると改めて良さを感じました。そして、70年代のこの盤も聴いてみることに。

しなやか且つ強靭なビートを叩き出すリズム隊と流麗なストリングス&ホーン、、と書けばこの時代のシグマ・スタジオ録音のフィリー・サウンドは皆当てはまるかもしれませんが、数あるナンバーの中でもこれは突出した出来だと思います。特にアール・ヤングのドラム・プレイは聴く度に痺れます。男臭いヴォーカル・ワークは70年代に入っても健在。

あと、このナンバーを聴く場合、媒体はやっぱりシングル盤がイイです。LP、CDと比べて音のキレが素晴らしいです。