レコード鑑賞 Ride My Pontiac2008年06月24日

maskman/ride my pontiac

Ride My Pontiacとのタイトルを冠したこのミックスCDーR。ジャケットには、ポンティアック、ヨット、そして我らがマスクマン。。ん、すべて書き割り? 箱の絵だけやたらとゴージャスだった幼少時代のプラモデルのパッケージみたいだなと、やや構えながらプレイヤーにセットしプレイ。スピーカーから流れる音楽は、、ユルい、、ユルいです。ポンティアックというよりか、コマツ、クボタ、ヤンマー、イセキあたりがフィットする60年代後半から70年代初頭のナンバーのオン・パレード。今まで、ディスク・ユニオンの特典ミックスCDーRやブランズウィックのコンピCDなどでも氏のセレクションによるサウンドを楽しませてくれましたが、今回のこの作品が一番マスクマン・カラーが出てるような。ソウルど真ん中ばかりでなく、サニー&ザ・サンライナーズなどのチカーノ系やエルシー・ストロングなどの白っぽいのとか硬軟織り交ぜてのジャンル、地域に捕われないマスクマン・スタイルとしか表現出来ない余裕の選曲。多分、家ではこんな全身の毛穴が緩むようなレコードを聴いて楽しんでいらっしゃるのではないかと、そんなことを勝手に思ったりします。

個人的にはレン・ジュエル関連のパーフォーマーズとビジターズの繋がりに痺れたり。彼関連の作品はユルい中にも洗練を感じさせます。レン・ジュエル関連と言えばイグジッツの名曲「今日もワッツに日が沈む」(訳:The Shark)も収録。ジョー・バターンの「アンダー〜」は知りませんでしたが、こちらのヴァージョンもイイな。そしてババっちい:-)ジミー・レイのJRE盤が違和感なく収まっているところにこのコンピの凄さを感じるのは私だけでしょうか?

いや〜いい湯加減でございます:-)  そんな言葉を発したくなる作品です。