レコード鑑賞 kyser/2122bootleg ― 2007年11月11日
Robby Lawson / Burning Sensation c/w I Have Searched (Kyser/2122Bootleg)
ブートですし、ここに載せようか載せまいかと迷いましたが、ポール・カイザーのレコードを語る上では、欠かせないものなので、敢えて載せてみました。
'Burning Sensation' は、スーパーレイティヴスの所でも触れましたが、有無を言わせない凄みのあるダンス・ナンバー。ルート弾きのベースラインなんて重戦車並み。そんなバックに負けない甲高いリードも凄い。兎に角凄い。としか言いようの無い内容です。
そして、'I Have Searched'。これがまた、凄いバラード・ナンバー。きっちり3連のビートを叩き出すリズム、その後のポール・カイザーの作品にも多用されるヴィヴラフォンなどが、クールなサウンドを演出する中、裏声と地声を使うリードが、素晴らしい歌声を聴かせてくれます。コーラスも素晴らしい。バラード・ファンにとっては悶絶するんじゃないかと思われる内容。これを聴くと残念ながらJシティー時代の作品が色褪せてしまいます。Jシティー時代の作品は悪い訳ではありません。こっちの内容が良過ぎなのです。
ブートですが、’I Have Searched’の方は音に不満はないです。
画像は当然ブートのもの。ネットで探せばオリジナルのレーベルコピーも拾えますので、それを掲載するなんてことも可能ですが、そんな嘘つきで恥さらしなことは出来ませんので、悪しからず。まあ、ブートを本物と間違えて買ってしまう予防には役立つかな、と苦しい言い訳の大義名分を書き残して、このブートの紹介を終わらせて頂きます。
健康食 穴子天せいろ/ほそ川 ― 2007年11月14日
健康食 穴子天せいろ/ほそ川 ― 2007年11月14日
エチオピア人 ― 2007年11月22日
レコード鑑賞 Carnival/560 ― 2007年11月24日
先週の日曜日、Soul本舗メンバーのthemさんがやってるインターネット・ラジオで、フレディー・エンパイヤーのココナット盤が流れてました。かつてはイヴェントでよく回っていた70年代のレコードで、懐かしく感じると共に改めていいレコードだなあと思いました。そんな訳で、ニュージャージー産の70年代のレコードで、ソウル・イヴェントでのクラシック・ナンバーは、なんだろうと考えて真っ先に思い出したのが、、
The Pretenders / I Call It Love c/w It's Everything About You (That I Love) (Carnival/560)
の 'I Call It Love'。ミディアム・テンポのナンバーで、キャッチーなベースのリフとそれに纏わり付くようなギター、そしてハイハットの使い方が面白いドラムと割とシンプルなバックが有機的に絡んで、独特のグルーヴを作り出し、暖かみのあるリード&コーラスの掛け合いが素晴らしいヴォーカル・ワークと相成って、非の打ち所の無いサウンドを生み出しています。この曲が嫌いなソウル・ファンはいないのではと思わせる、いい意味での万人受けするナンバーだと思います。
裏の'It's Everything About You (That I Love)' も表に似ていますが、ややテンポ・アップしており、全体的にパーカッシヴなサウンドになっております。
表裏ともE. Bivins - J. Evans作、Joe Evansプロデュース。
そう言えば、25日はソウル本舗の日。何でもDJ池田氏のお別れ会ということらしいので、所縁のある方、無い方も是非足を運んでその勇姿を見送りましょう。
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