レコード鑑賞 ABC/10639 ― 2005年09月01日
The Sapphires / Gotta Have Your Love c/w Gee I'm Sorry Baby (ABC/10639)
60年代中期のフィリー産ガール・ポップ。両面共にJerry Rossプロダクション。 'Gotta Have Your Love' (T.Powers - J.Keller作、Jimmy Wisnerアレンジ)は、3連ビートのミッド・テンポのナンバー。気怠いリード、物悲しいメロディーと全体的にクールなサウンド。シミる。
'Gee I'm Sorry Baby' (Gamble - Huff作、Joe Renzettiアレンジ)は、製作陣の全盛時代からは想像出来ない、気の抜けた 'Be My Baby' といった感じのガール・ポップ。個人的には聴けますが、70年代のギャンブル=ハフの作品とは繋がりを見いだせないサウンドです。
私にとってこの手のガール・ポップはソウルへの入り口の一つだったこともあり、聴いているとホッとする、リラックス出来るサウンドです。このグループのレコードは先月始めの新宿ユニオンのセールの売れ残りの中、海外リストの半値以下で見つけて2、3枚手に入れることが出来ました。
健康食 田舎そば/ほそ川 ― 2005年09月02日
稲庭うどん位の太さの褐色の麺は、コシが強く噛み応えあり。蕎麦食いには邪道と思われるかもしれませんが、よく噛んで食すと蕎麦の甘み、香りを強く感じることができます。蕎麦つゆも、辛過ぎず甘すぎず、優しい味で個人的には好み。濃厚な蕎麦湯も非常に美味しく頂けました。滋味かつ味わい深い一品だと思います。因にお値段は1,000円。
蕎麦を食す前にビールと共に頂いた卵焼き、帆立て貝と加茂茄子の天麩羅のどれもやはり上品かつ素材の旨味を感じることが出来る一品でした。蕎麦とこれらの品を合わせて二人で6,000円くらい。
今週のとある日、会社帰りに先輩と夕食をとる為立ち寄ったお店です。大江戸博物館の前、地下鉄両国駅のA3出口の前の信号を渡り、北斎通りに入ってすぐ右に伸びる路地を入った所にあります。店構えは隠れ家的な小綺麗で高級店の雰囲気を醸し出しており、実際、内装、調度品、料理も下町という場所柄とは無縁とも言えるクオリティ。我々が訪れた日も「予約客」で席が埋まっておりました。値段もそれ相応で「晩メシ食べに立ち寄る」という感覚で店に入ると面食らいますが、美味しいものを頂いたという満足感から考えれば、お値打ちかなと思えます。
http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Tokyo/guide/0102/C0000000477.html
塩化ビニール汚染地帯を往く ― 2005年09月03日
会社帰りに御茶ノ水のユニオン・ソウル&ブルース館に寄り道。7インチセールの残りモノから2枚購入。
The Dramatics / All Because Of You c/w If You Haven't Got Love (Sport/101)
このドラマチックスは、非常に欲しかった盤。残り物の中から現れたのでびっくりしました。ノーザン、ディープ・ファンどちらからも好まれているのではないかと。このグループ名義ではもう1枚
The Dramatics / Toy Soldier c/w Hello Summer (CrackerJack/4015)
という盤を持っています。これは初期のアーリー・ソウル。何れにしろドラマチックス・ファンでもあまり縁のないレコードかと思います。とは言っても私はドラマチックスについては何も知らないに等しいですが。
The Whispers / I Was Born When You Kissed Me c/w Walkin' The Fat Man (Dore/758)
息の長いグループですがこれは彼らの60年代中期の盤。表はバラード、裏はダンス・インストもの。
健康食 Bランチセット/サンガム ― 2005年09月04日
JR日野駅の程近くにある、インド&ネパール料理のお店のランチメニューから。
6種類のカレーの中から2つ選び、それにナンとターメリック・ライス、サラダが付きます。カレーはマトン・マサラとミックス・ベジタブルを選び、辛さの加減を尋ねられたので辛目でお願いしました。
インドでも「&ネパール」(お店の人達も全てそちら系の方々)ということからか、北インド系のカレーはとてもマイルド。マトン・マサラは辛くして貰って丁度よく、ミックス・ベジタブルは優しい味わい。そして、炭を使って焼くナンはアツアツでとても美味しく頂けました。しかもナンはランチタイム時、追加オーダー無料。一つ追加しましたが、お腹一杯になりました。
前回貰ったお店のチラシを提示するとソフト・ドリンクが一つサービスということで、アイス・インディアン・ティーを頂きました。こちらのお店ではラッシーも頂いたことがありますが、ソフト・ドリンクも手抜きせずに作られているようで美味しいです。
お値段は950円(税込)。本格インド・カレーをお腹一杯味わえるランチ。
レコード鑑賞 Gatur/509 ― 2005年09月04日
Willie Tee / First Taste Of My Hurt c/w Funky, Funky, Twist (Gatur/509)
ニューオーリンズのレーベルから(録音は60年代末頃?)。
両面共にW, Turbinton作。'First Taste Of My Hurt' はスロー・ミッド・テンポのナンバー。テンポは緩いながらもこの土地ならではのファンク臭あるバックにとてもメロディアスな曲、そして乾いたヴォーカル、どこを聴いても魅力的。ホーンのリフレインに痺れるのは私だけではないでしょう。'Funky, Funky, Twist' はタイトルに偽りなしのファンキー・ナンバー。ファンク・ファンにはこちらの方が受けはイイかもしれません。
タイフーン「カトリーナ」の被害が連日報道されています。最も被害を受けている都市のニューオーリンズの被害状況も深刻なようです。テレビに出て来る被害者は黒人、そして貧困層。州兵の4割がイラクに派兵さてれおり、対策が遅れている、など、アメリカの現実を目の当たりにします。
このレコードのレーベルを見ると、住所が '3141 No. Robertson Street New Orleans, La’ となっています。ここも今は浸水しているのでしょう。被害を受けた地域が一日も早く復興することを祈るのみです。
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